2008年7月9日水曜日

7月1日 ケニア事情①

 今日はJACIIにきて、はじめての朝を迎えた。大きな手作りのパンを自分で好きなだけ切って、パンを焼く。私はステーキぐらい厚く切ったパンを2枚焼いて、マーガリンとその上に少しの砂糖をかけて食べた。そしてミルクティー(chai)がまたパンによく合う。外の景色を見ながらゆっくりと朝ごはんを食べることがこんなに幸せなんだと何年かぶりに感じた。日本での朝はこんなゆっくりじゃなかったなあと思った。

 さて午前中は語学。前半は普段の授業だが、後半はケニアの社会や文化について触れながらスワヒリ語を学ぶから、むちゃくちゃおもしろい。今日の話は、まず恋愛についてだった。若い女性は、お金のない若い男性には興味がない。18~30歳までの成人の失業率は約60%。全体では40%。その日暮しの毎日を送っている人が多いとのことだった。そのため、20代の若い女性は年上のお金を持っている男性に興味を持つということである。そして、第一優先がお金のため、ケニアの男性よりも外国人に興味を持つらしい。日本人ももちろんターゲットになる。そして独身男性よりも既婚男性のほうが人気があるらしい。結婚していない男性よりも、既婚男性のほうが責任感が強く、魅力的であるという・・・。条件、当てはまってる・・・。付け加えでお酒を飲む男性は魅力的であるらしい。お酒はケニアでは高価であり、それを飲める男性はお金があり、余裕があると見られる。マコトや信也(同じケニア隊で既婚者で酒が強い二人)はモテモテだろうなあ。

 午後からはJICAオフィスへ。今日は徳橋次長の事業説明(まあ、みんなの自己紹介と次長のコメントで終わったけど・・・)とメディカルオリエンテーションとしてマラリアの話、そしてマラリア検査キットのデモンストレーションをした。ケニアでのマラリアの状況そして対策などをこと細かに名嶋さんから教わった。そして最後にベープと予防薬をもらった。(ナイロビ隊員の私はもらってないが・・・) そして次はマラリア検査キットの予行練習である。針で自分の指を刺し、血を2、3滴出し、それを検査キットに。特別な薬を違う場所に入れ、血の状況をみて、マラリアかどうかを見る。これからの2年間はマラリアにかからないよう、細心の注意をしていきたい。ということで今日も活動終了。この日も歩いて帰りました。

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