2008年8月18日月曜日

8月14日 食べ物って・・・。

 この日は朝からクラス3、4の残りのテスト。順調におわり、昼になる。今日のごはんもギゼリ。実はこの昼食のギゼリ、晩ごはんもそのままギゼリとなる。大きな大きな釜で、ギゼリを煮るため、2回分の食事の量を作る。そしてそれがそのまま昼と夜の食事になるのだ。こう考えると、生徒の平均的な食べ物の品目は約6、7ぐらいではなかろうか。日本の給食の1回分にも満たない。しかしきちんと食事(朝・昼・晩)が出ることがケニアでは大変すばらしいことなのである。

 子どもたちはこの食事を本当においしそうに食べる。それもどんなに多くても残さない。子どもによっては、その日暮らしの生活をしていた子もいて、ごはんが食べられなかった子もいる。絶対に残さない。それも隅々まで食べる。ご飯の一粒も残さないし、汁の一滴も残さないよう、大事に食べる、それを見ていると、すがすがしい気分になるし、うれしくなる。

 日本ではどうなのかなあ。野菜が嫌いと言って残す子、口が合わないと言って残す子、手が汚れるからと言って果物を食べない子・・・。そういう子いないかなあ。いったいどれくらいの量の食事が捨てられてるんだろう・・・。それを思うと悲しくなる。食べることの大切さ、大事さ、そして食事のありがたさ、ここケニアに来て改めて感じる。日本で伝えたいなあ。

 午後からは時間をもらって、学校周辺を散策。どのような店があるか、施設があるかを確認するためだ。しかし店といっても大きい店はまったくない。あるのは小さなキヨスクのような野菜や果物を売っている店だ。まあ生活用品や水を売っているようなところもあるが・・・。けどこれが途上国の姿なんだなと思う。2年間この地域で住んで仕事をする。まずは地域の人と仲良くなろう。

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