今日はいつものように朝礼があった。そのときマネージャーが子どもの服装に注目。ズボンがやぶれていたり、服のボタンがなかったり。そこで、マネジャーは子どもに服やズボンを縫うように言った。
子どもたちは自分たちの寮に戻り、先生から針と糸をもらい、一人ひとり熱心にズボンや服を直していた。しかしケニアの子どもたちは生きる力がある。子どもみんなが、上手にズボンや服を縫っていったのである。日本の子どもたち、特に男の子がそんなに上手にできるかなあ。その熱心に塗っている姿が、頼もしかった。
さて夕方になって、子どもたちは運動場に。運動場には大きなサッカーグラウンドとサッカーゴールがあって、子どもたちはサッカーをするのが大好きである。この日は更生院に4つある寮の中の二つキスム(一番小さいクラス)とナクル(二番目に小さいクラス)とが試合をした。私は最近主審として笛を吹く。
どちらも必死にボールを追って、楽しそうにプレイしていた。結果は2対2。それでも子どもたちは本当にうれしそうな顔をする。夕食の時間が来て、私と仲の良い子どもジョロゲがやってきた。
“Mwalimu, Nimecheza vizuri?” 「先生、俺上手にプレイできた?」
“Ndiyo, umecheza vizuri.” 「おう、上手にできていたよ。」
その一言がジョロゲには嬉しかったんだろう。最高の笑顔で食堂に入って行った。その笑顔が俺もうれしかった。子どもにとっては、先生の何気ない一言が大きいんだなあと改めて感じた一日だった。
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