2008年8月24日日曜日

8月20日 ハンドパワー☆

 Mahindi(トウモロコシ)の収穫時期である。今日は朝から子どもたち全員、トウモロコシを食べることができた。いつもの朝ごはんはujiだけなのに、とうもろこしも食べることができるから、必死食べていた。

 “ Ni tamu sana.” (すっごくおいしい)

 そう言って、嬉しそうに食べる。さてこちらのトウモロコシは日本のものとは少し違う。どちらかというと実が白い。黄色ではない。また甘くない。料理法もお湯の中に入れてぐつぐつ茹でているだけだから、甘味がなくなっている。ほんとに風味だけを楽しんでいるようなものだ。

 しかし子どもたちにとってはごちそうだ。その光景を見ているだけでうれしい。そして昼ごはんにも思わぬものが出た。Nanasi(パイナップル)である。久々のアボガド以外の果物で、みんなウキウキしていた。そんな姿もものすごくかわいい。

 さて午後にあることを教えた。それは小学生のとき流行った紙を使ったマジックである。小さな紙を二つに折って立てらせる。そして右手で右のほほを2回、左のほほを2回たたいたあと、その紙の前に手をかざすと、その紙が倒れるというものである。みんなは覚えているかな・・・。これが大人気。みんな不思議そうな顔をして食い入るように俺を見る。そして紙を何人かに渡すやいなや、もうパニックである。われさきにしようと、みんな必死にする。このマジックを教えたのは見事最高。ちょっとの時間つぶしになった。

 そしてその後隣のカベテ更生院の子どもたちが来てバレーボールやサッカーのフレンドリーマッチをした。どちらも惨敗だったが、こうやって試合をすることも大事だね。しかし許せないところもある。それは一生懸命している子を、他の子が笑うことである。また先生も同じように笑う。正直、不愉快である。必死にボールを追いかけ、こけながらもボールを取ろうとしてる子を笑うのである。これがすごく悲しくなった。

 そんな楽しさと悲しさが、同時にあった一日だった。

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