2008年9月7日日曜日

9月3日 Matunda (果物)

 午前中がいつものように会議。いつも3時間ぐらいかかる。以前よりはスワヒリ語を聞けるようになったが、まだまだわからないことは多い。これからだ。

 子どもたちは食欲旺盛。隙あらば、いつでもどこでも食べ物を狙っている。そこで今回彼らが目にしたものは、小さな木の実がなる高さ5メートルほどの木だ。この日は、子どもたちにビタミンCをとらせようと考えた私は、久々に気に登る許可を出した。

 すると子どもたちは嬉しそうにヒョイと木に登り、次から次へと木の実を落としていった。あっという間に約350個をとった。しかしやはり更生院の子どもたち。しっかりしている。木から下りてきた子は、ポケットがなぜかふくれている。そのポケットに手を入れると、そこにはたくさんの木の実がある。まったく、仕方がないやつらだ。一人ひとり愛のあるげんこつを与え、木の実を没収。まあ当り前のことだね。

 そして約60人いる子どもたちに6個ずつ渡す。みんなすごくうれしそうだ。

 “Mwalimu, asante sana.” 「先生、どうもありがとう。」

 こういうときはすごい笑顔で素直な子どもに変わる。その「ありがとう」を聞くだけで、うれしくなる。食べ物、今の子どもたちが一番喜ぶもの、それは食べ物なんだなあ。

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