ここでは “chafu”(汚い)はタブーだ。学校も服装も体もすべてを清潔にきれいにしてなければならない。毎日のお風呂(水浴び)は絶対だ。子どもたちは俺よりもきれいだ。そうやって「きれいにしよう」という言い続けることで、なんでもきれいにする習慣を身につけさせる。
朝そうじ。みんな各場所に散って、掃除をはじめる。ただ道具が少ない。みんなにいきわたるだけの道具はない。しかしそこは、さすがケニア人。自分たちですぐに道具を作り出す。
今回は外のはき掃除。15人ほどのグループにほうきが5本しかない。それを奪いあい、勝ち誇ったように5人はほうきを手にする。残りの10人はどうするか・・・。もちろんさぼることはできない。先生が見ているし、さぼったら怒られるから。
そこで、近くの草っ原から、大きな草を10本ほど抜いてくる。それがほうきとなる。草抜きにもなるし、ほうきになってはき掃除もできるから一石二鳥。さすが生きる力抜群。日本人の子どもの何倍も生きる力はある。
“ Fanya kaji kwa bidii♪” 「一所懸命仕事しよう♪」
一緒に歌いながらそうじをする。なんとも楽しそうな掃除の風景である。そんなそうじの時間も退屈にならない時間となる。最高です、ケニアの子ども。まあ手ごわい点もあるけど。生きる力という点では、アフリカ人の子どもが一番その力を持っているんだろうなあと思った。
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