2008年9月24日水曜日

9月15日 英語を教えること

 いつもどおりの朝が来た。午前中は英語の授業と体育の授業がある。初めてとなる英語の授業では、恒例の自己紹介をするのであるが、2時間目となるとそろそろ本格的に英語の授業をしていかなければならない。

 その日は突然キマニさんに呼ばれた。

「ケンさん、シラバス(学習指導要領)と教科書があるから、このようにして。」

 えっ!!?そんなものがあるんだ・・・?教科書があることは知っていたが、まさかシラバスもあるなんて。それも日本のちがって、そのシラバスが本当に厚い。難しい英語で書かれており、なかなか骨を折る。それでも読んでいくしかない。

 また教科書もスタンダード1から8まであるが、6ぐらいから一気に難しくなる。さすが英語は公用語だけあって、レベルが日本とは全然ちがう。大学でも習わないような単語がたくさん出てくる。これを俺が教えるのか・・・?けっこうプレッシャーがかかる。

 少しずつ授業準備をしていかなければと思いはじめた。英語の授業、更生院の子どもたちも今後は英語を話さなければならないのである。中途半端なことはできない。英語の授業・・・こんなプレッシャーと自信のなさが出る授業は初めてだ。一から英語の授業を作っていこう。もう一度自分自身勉強していこうと決意した出来事だった。

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