最近の私には笑顔がない。自分でもわかっていることなのだが、なかなか笑顔になることができない。子どもたちの良いところはあまり見えず、悪いところばかりが目にとまる。怖い顔をして、子どもたちを上から押さえつけている、そんな指導をしている自分がいる。
なんとか笑顔で子どもに接しなきゃ・・・。そう思えば思うほど自然と笑顔になれないものだ。そこで私がしたこと、それはかなりの反則技である。
子どもがダイニングでのんびりしている時間、そこで日本語を教える。今回教える日本語は二つ。
「ケンさん、かっこいい。」
「ケンさん、好き」
・・・まあいいよね。この二つを15分ほどかけてじっくり教える。もちろん意味もばっちり教えてます。そうするとこの日の夕方から子どもたちは嬉しそうにこの二つの言葉を話し始めた。
俺の姿を見ると、「ケンさん、かっこいい。」
朝「おはようございます」という前に、「ケンさん、かっこいい。」
授業準備のために鉛筆をけずっていると、「ケンさん、かっこいい。」
授業の間の休み時間になると、「ケンさん、かっこいい。」
スポーツの時間のためにジャージに着替えると、「ケンさん、かっこいい。」
たまにJICAのジャケットを着ていくと、「ケンさん、かっこいい。」
言われるたびに笑顔になる。そしていつもこう答える。
“ Asante, ninajua.” 「ありがとう、わかってるけどね。」
いやあ、気分いいわ。けど、こっちが笑顔になるたび、 “Asante”というたび、子どもも笑顔になるんだよね。笑顔ってきっと相乗効果があるんだね。この日から、子どもたちと接することがまた楽しくなってきた。どんな形であれ笑顔になれるって大事だよね。とりあえず、この3ヵ月は子どもたちの笑顔を増やすことも俺の活動の一つだな。そう思いながら、今日も気分よく活動しています。
「ケンさん、かっこいい。」
4 件のコメント:
いいね、その案☆
なんか、笑えるけど。
けんさん、かっこいい!
ともちゃん
笑顔が消えたと思ったときに、ともちゃんもこのネタを使ってな。
「ともちゃん、きれいだね」って言葉☆
けんさんかっこいい!!
いいね。これ
あたしも最近
「あかねかわいいね」っていわれたら
「しってるから~」って答えるの。
そして、みんなでわらう
笑顔の相乗効果
あかね
いやいや、人生まじめなことだけじゃダメだからなあ。遊びももちろん大事。笑うって大事だよなあ。
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