2009年5月26日火曜日

5月20日① リコニ更生院


 次の日の朝、同僚のフィリップとリコニ島に行くフェリー乗り場で待ち合わせ。そして、5分間のフェリーでの船旅を満喫し、リコニの町へ。そこでマタツに乗って約1分後、女性の悲鳴が聞こえる。

 “Ahhhhhhhh!!” 「あああああああ!!」

 泥棒だ。力づくで女性のカバンをひったくって一目散に逃げる。周りの人たちも大声で何か言っている。現場は一時騒然となり、私自身も興奮と怖さを抑えきれずドキドキしていた。そして、そのままマタツはリコニ更生院の前に到着。少し歩いてリコニ更生院に着くと、子どもたちは授業の最中。気付かれないように教室をのぞくと、予期せぬ訪問者に子どもたちも大興奮。俺の顔を見るなり、覚えてる限りの日本語のあいさつや歌で歓迎してくれた。

 「おやすみなさい」
 「ある日、森の中マサイに・・・♪」


 どう考えてもまちがった歓迎の言葉や歌だろうと心の中で突っ込みながら、俺の顔は笑顔に。しかし明らかに授業妨害になっている私は一時教室を離れ、更生院見学に。広い敷地に教室やダイニング、子どもたちの寮など大きな建物がたくさんある。そしてモンバサやリコニはイスラム教の子どもたちが多いので、敷地内にモスクまである。そして以前いたJICAボランティアが教えていたビーズ細工も見せてもらった。このビーズ細工はリコニ更生院の職業教育の一つとなっていて、今でも盛んに行われていた。このビーズ細工を職業として仕事についている卒業生もいるぐらいだ。

 そして久々に会うリコニの子どもたちとたくさん話をして、リコニ更生院をあとにした。正直安心した。それは授業がきちんとされていたこと、そして職業教育のビーズ細工も行われていたことだ。授業と職業教育、更生院にとってこの二つは大きな柱だ。子どもたちの未来のために更生院ができること、それはまずこの二つである。再び悪い色に染まらよう、更生院の役割は大きい。

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