一日暇そうにしている生徒に私が準備したのは万華鏡。それも手でくるくるまわさなくても、勝手に模様が変わるちょっと高価な万華鏡だ。これはこの3月に嫁が来たときに持ってきてくれたものだ。なんでも俺のおふくろが、ケニアの子どものためにと買ってくれたものらしい。ということで、約100人いる子どもたちに万華鏡を順番に見せた。
“Maridadi” 「きれい」
“Mwalimu, nipatie!” 「先生、俺にも貸してくれよ」
“・・・Sitaki.” 「いやだ」
そう言って、はじめのうちは独り占めする。みんなの興味を引くためのものだ。この時点で子どもたちの興味は万華鏡に一直線。そして子どもたちに見せると、
“ Wow, maridadi kabisa.” 「うわあ、すげえきれい」
と大感動。ずっと独り占めするボス猿もいるので、一人10秒と決めて長蛇の列と化した子どもたちに平等に見せていく。それでも一度見たものはまた列に並ぶ。長蛇の列はなかなか減らない。そうして約20分後、ようやく子どもたち全員に見せることができた。
この万華鏡が子どもたちにどう映ったんだろう??現代のおもちゃは玩具(おもちゃ)ではないよな。どんどん科学は進歩してるから、こういう古い玩具が減ってるよなあ。けど、こどもの喜ぶ顔を見るとやっぱり古い玩具も立派なおもちゃなんだなあ。うんうん。なんだか妙にメンコがしたくなってきたな。今度はメンコに挑戦かな。
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