2008年12月19日金曜日

12月15日 maisha yangu ya baadae


 「maisha yangu ya baadae」(将来の自分の人生)というタイトルでいつもテスト後の授業は絵を描かせる。この授業で、なぜか一人も自分の夢がないなんて言う子はいない。この更生院の子どもでも、多くの夢を持っている。

 今回は少ない色鉛筆とクレヨンを用意して、自分たちの夢の絵に色をつけることもした。今回はたくさんの夢があった。マタツ(乗合バス)やバスの運転手、飛行機のパイロットをはじめ、先生や医者、軍隊や警察官、すごいことには大統領になりたいという子までいた。バラエティに富んだ夢が出てうれしかった。

 そして授業の最後は、前に出て発表。どうしてその職業に就きたいのか、またその職業に就くためには何が必要かなどを自分たちなりに話していた。その中で共通して大事なものがあった。それは「勉強」。ほとんどの子は仕事に就くためには勉強が必要であると感じていた。だからがんばりたいという気持ちを前に出していた子もたくさんいた。

 現在、更生院では授業を担当するアカデミックの先生が、一般の公立小学校に転勤している。ケニアの更生院ではEducation(教育)よりRehabilitation(生活指導)のほうが大事だと考えられてるようだ。そのため授業担当の先生が更生院からいなくなってるのだ。

 このゲタスル更生院も例外ではない。現在たった一人しかいない授業担当教員も1月から一般の小学校へ転勤となる。また一緒に活動している協力隊のマサコさんも1月に任期終了だ。つまり1月から私一人で授業を受け持つことになる。そのため現在教えている英語と体育のほかに数学やスワヒリ語の授業までしていかないといけないわけだ。

 多くの課題と問題が1月からのしかかってくる。正直先が見えない不安がある。しかしこの子たちの夢を少しでもかなえてやるために、授業はしっかりしていかないといけない。1月からの準備をこれから少しずつしていこう。

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