この日は職員室のお掃除をした。まあ職員室といっても私とマサコさんが使う小さな部屋だが。その部屋を隅から隅まで掃除をして、棚にあるものすべてを整理した。そして手伝ってもらったのは精鋭4人の働き者の子どもたち。自ら志願して、職員室掃除をした。
まずはじめに、ノートの整理をした。この更生院では新しいノートはない。3ヵ月したのち、子どもはちがう更生院に行くため、新しいノートを与え続けると足りなくなるからだ。そのため、昔いた子どもたちが使った中古のノートを使う。そこで整理というのは、前の持ち主だった子どもが書いたページを破くというのが作業だ。そしてまた、そのノートを使う。
次に寄付されたキリスト教の教科書の整理である。寄付の中で一番多いのはキリスト教の教科書だ。ここケニアでは、約70%がキリスト教である。そのためその教えのための本が多く存在する。更生院にいる子どもが現在約130人いるが、120以上がキリスト教である。まあ残りはイスラム教であるが。
次に棚の整理。次から次へといろいろなアイテムが出てくる。ベレー帽、サッカー用ソックス、腕輪などなど。そして次から次へと出てきたアイテムが減っている。見てみると子どもたちがうれしそうに身につけている。またポケットが妙に膨らんでいる。ばれないように俺の顔色をうかがうが、ばればれである・・・。愛のげんこつを一人ひとりに与えて、そして最後に3時間近くがんばった子どもたちにマサコさんがパンの差し入れをしてくれた。うれしそうにパンをほおばる子どもたちの姿がかわいかった。
ということできれいになった職員室で今日も授業準備をします。
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