“Mwalimu, karibu!!” 「先生、どうぞ」
子どもたちはいつも朝ごはんのujiを飲んでいるとき声をかけてくれる。毎朝のごはんはコップいっぱいに入った、uji。これはトウモロコシの粉をお湯で溶かしたもので、ちょっとしたオカユのようなものだ。子どもたちはこれが大好きである。
しかし、これだけではさすがにおなかいっぱいにならない。私でもおなかいっぱいにならないのに、ましてや食べざかりの10歳から18歳の男の子はなおさらである。少しでも多く入ってるコップをとろうと目を光らせている。
“Nani anataka uji?” 「だれかujiがほしい人?」
なんて私が聞くと、一気に10人ぐらいがやってきてコップを差し出す。それだけコップ一杯では足りないのだ。けど毎日同じ朝ごはんでも、子どもたちは嬉しそうに飲む。笑顔でいつも、
“Tamu sana!” 「とってもおいしいよ」
と言ってくれる。普段、嫌いになりそうになるぐらいズル賢い子どもたちも、このときの笑顔を見ると、なんとも言えない。そんな彼らと今日もおいしくujiを飲む。
0 件のコメント:
コメントを投稿