今週の英語の授業は、手紙の書き方について学習した。実は、子どもたちは生まれてこのかた手紙を出したことのない子たちばかりで、誰かに手紙を書くっていうことだけで、すごくウキウキしていた。
今回の手紙を書く相手は、私が交流している日本の学校2校。一つは高校、そしてもう一つは小学校へと送るものだ。そして考えたのが、スタンダード1~4までの子どもたちは小学校へ、そしてスタンダード5~8までの生徒は高校へ送ることにした。
この日はスタンダード1、2そして7、8の生徒が手紙を書いた。まず個人のノートに下書きを書かせる。そして私が添削を最小限して、手紙に清書するというものだ。スタンダード7、8の子はさすがにスラスラ英語を書いていく。あまり俺に質問することなく。
問題はスタンダード1、2だ・・・。まずアルファベットや自分の名前すら書けない生徒がたくさんいる。まあほとんど学校に行っていない生徒だ。英語なんてわかるわけがない。しかしどうやって手紙を書かせようか。とりあえず一人ひとりに名前の書き方を教えて、その名前の練習で約30分使う・・・。そして次に英語の手紙になるわけだが、アルファベットが書けない生徒に手紙は正直無理だ。
そして考えたのが、絵日記だ。まずトピックを与える。「自分が毎日食べているもの。」「自分が大きくなったら、なりたいもの。」この二つである。そして、水を得た魚のように絵を描き始める。英語でなく、絵になると子どもたちは強い。どんどん描いていく。そしてあっという間に描きあげてしまいました。
それにしてもすごい集中力だったなあ。ほとんど誰もさぼらないし。真剣なまなざしで、書く内容を考えてるし。教えるだけじゃなく、子どもたちの自主性を大事にする、こんな授業もいいなあ。
この手紙が、自分たちの全く知らない異国の日本に行きます。子どもたちのたくさんの想いを乗せて。
4 件のコメント:
この授業いい!
しかも段階があるのがいい!
子どもたちの笑顔もいい!
いい活動しているね。
ケニアの生徒と日本の生徒との文通。
子どもたちにとって一生心に残るだろうね。
俺も自分から学校にアプローチしようかな。
けいこさん
手紙を書くってだけで、大興奮でした。子どもたち熱心に取り組んでましたよ。
たくさん
こうやってケニアと日本の子どもをつなげるのも活動の一つだよね。何か感じ取ってくれるかなあ。
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