毎週土曜日の朝は、General Cleaning(一般掃除)の日である。子どもたちは朝起きると、いつものようにドミトリーや学校のそうじをする。これは毎日の日課である。しかし土曜日は、このあとに自分の持ち物の掃除をする。
たとえば自分の私服。毎日ドミトリーに入ると子どもたちは私服に着替える。その汚れた服をごしごし洗う。
次にブランケット(毛布)。これは二人一組になって、共同で洗って、一緒にしぼって干す。これがまた平和な光景だ。
最後に自分たちが使ったサッカーユニフォーム、そしてドミトリーのカーテンを洗っておしまいである。けど、この洗濯は嫌がらない。あせらず自分のペースで洗濯ができる。多少さぼっても怒られない。子どもたちはそんな時間が好きなのである。
そんなのんびりとした時間はもっと和やかになる。遊びたい盛りの年頃。洗剤をいれたカライ(たらい)が泡だらけになると、子どもたち同士で泡をぶつけ合う。他のケニア人の先生は怒るのだが、おれは怒らず笑ってる。土曜日ぐらいリラックスした時間をあげたい。そんな笑顔の泡合戦がこっちもうれしくなる。泡だらけの子どもたちの顔を見て大笑い。その俺を見て、子どもも大笑い。
“ Mwalimu, ona!!” 「先生、見て!!(笑)」
“ Vizuri! Uko smart!” 「傑作だね!かっこいいよ!(笑)」
更生院だけど、こんな時間も大切。子どもが心から笑えるそんな時間。俺もこの時間が大好きだ。
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