2009年1月15日木曜日

1月3日 老松小学校からの贈り物②


 昨日に引き続き、子どもたちにプレゼントが渡された。少し遅くなったが、倉敷市立老松小学校の4年生のみんなが作ってくれたクリスマスカードである。
 
 「サンタさんが乗ってくるマタツが壊れてしまって、クリスマスに届かなかったプレゼントが今日届きました!」

 K先生が子どもの興味を引くために、そう伝える。そしてまた一枚ずつ生徒たちに手渡してもらった。「なんだろう?」と興味深そうにクリスマスカードを見る。日本語はわかるわけないのだが、それにしてもうれしそうだ。

 ここゲタスルの子どもたちにとって、他の人からの手作りの贈り物は初めてだ。手紙やハガキをもらったことのない子もたくさんいる。だから、このプレゼントは子どもたちにとってすごく温かいものだったんだろう。

 そのあとの掃除時間、肌身離さず片手にそのクリスマスカードを大事そうに持って、ごみを拾う姿が、印象的だった。

 “ Mwalimu, imeandikwa nini?” 「先生、何て書いてあるの?」

 そう言って、掃除が終わると列になって私のところにやってきた。一人ひとりのクリスマスカードの内容をスワヒリ語に直し、伝えた。誰が書いたか顔もわからない、男の子が書いたのか女の子が書いたのか、それさえもわからない。けど、そんなことはどうでもいい。手作りの温かいプレゼントは子どもたちに喜びを与えてくれた。手作りのものって、こんなに大きな感動を与えてくれるんだなあ。老松小学校の4年生のみんな、本当にありがとう。

4 件のコメント:

naomoai さんのコメント...

素敵なクリスマスカードですね。
文字は分からなくても、
きっと日本とタンザニアの子供達同士で
通じる物があるんだろうな~って
子供のすごさを改めて感じます。

ささやかなことにも喜べる素直さ。
俺も忘れたくないな~

良い日記をありがとう。

匿名 さんのコメント...

子どもたち、本当にうれしそうな顔をしてるね!そしてこの顔を見ると、なんだか自分の存在意義を感じることができる。アフリカの子どもたちにもっともっと笑顔の種をまいてやりたいね!

匿名 さんのコメント...

ナオモアイさん
 手紙って、まじで温かいんな。アフリカの子どもは日本の子どもより、なおさら受け取ったときの感動が大きいんだろうなあ。

匿名 さんのコメント...

たくさん
 笑顔の種かあ。素敵な言葉だな。それが俺らの仕事だな。大きいことじゃなくても、子どもの心に残ることはたくさんあるもんな。