“ Wewe ni baba yake na mama yake.”
「あなたは彼の父親であり、母親ですから」
訪れたある生徒のお母さんが私に言った言葉だ。
ある生徒の母親がこの日、友人と自分の子どもZakayoの訪問にきた。手には大きな袋に入ったバナナとマンゴーを持ってきていた。自分の子どもに久々に会うのに、戸惑いを隠せないのか、来てからずっとそわそわしていた。
そんなお母さんの横を通ると、お母さんがそっと話しかけてくれた。
“ Mwalimu, Zakayo anakaa je?” 「Zakayoはどのように過ごしてますか?」
“ Anasoma Vizuri, halafu ako na marafiki zake wengi.”
「ちゃんと勉強してますよ、友達も多いですし。」
そう答えると、安心したのか自然に笑みがこぼれていた。自分の子どものことを心配していたのだろう。そのあともずっとZakayoのことを気にしていた。そして子どものことを思って、子どものすべてを先生たちに任せるっていった気持ちが、最初の言葉になったのだろう。
こんな日本人のボランティアにもたくさんの信頼を寄せてくれたお母さん。父親であり母親であるか・・・。
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