年末から、二人の小学校の先生がやってきている。地元岡山県の先生二人で、一人はこれまで交流を行ってきた倉敷市立老松小学校のK先生だ。そしてもう一人は今後交流予定の岡山市の小学校のO先生である。
老松小学校の4年生の協力で、日本からここケニアにたくさんの文房具が送られてきた。鉛筆や消しゴム、ボールペンやクレヨン、算数セットなど。このゲタスル更生院の子どもたちのために、何日もかけて集めてくれたものだ。
この日、K先生とO先生にお願いして、午前中に鉛筆1本と消しゴム1個を子どもたちに渡してもらうことにした。
“ Leo, Tuko na zawadi kutoka Japan. Wageni watawapatia kalamu moja na rubber moja. “
「今日は日本からのプレゼントがあります。お客さんがみんなに鉛筆1本と消しゴムをくれるよ。」
そう言って、教室の外にきれいに並ばせた。そして一列ずつ教室に入らせ、一人ひとりに手渡しでK先生とO先生が子どもたちに渡していった。自分の鉛筆や消しゴムを持ってない更生院の子どもたち、もらうと嬉しそうに席に着いた。
今から勉強しよう、そういう気持ちが伝わってくるぐらい大事そうに鉛筆と消しゴムを握りしめていた。そんなはじける笑顔が教室中いっぱいになった。そして二人の先生にお礼を言った。
“ Asante sana.” 「どうもありがとう。」
この “ Asante.”「ありがとう」が日本に届くといいのにな。老松小学校の4年生のみなさん、保護者のみなさん、そして老松小学校の先生方、みなさんが協力して集めてくれたプレゼント、ありがとうございました。
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