英語の授業ノートチェックのとき、ある英作文に衝撃を受けた。23歳の時から英語教育に携わってきて約6年。こんな英作文を見たことがなかった。
今日は日本の生徒に手紙を送るため、下書きを書いた。手紙の書き方を伝え、自分のことを相手にわかってもらえるよう、相手のことを考えながら書くこと、そう言って下書きを書かせた。みんな、それはもう正直に書いていた。
職員室に戻り、いつものように赤ペンをもって、一人ひとりのノートをチェックしていくと、ある二人の生徒の英作文に、ハッとした。
“ My father tryed to kill me.” (→My father tried killing me.)
「父が私を殺そうとした。」
“ My mather is dont like me bicos i am athif.”
(→My mother doesn’t like me because I am a thief.”
「母は私が好きではない。なぜなら私は泥棒だからだ。」
・・・!?見た瞬間、衝撃が走った。えっ、なんだこの英作文・・・!?
10歳や11歳の子が考えて書ける文じゃない。この子たちは、実際にこの経験があるから書いたのだ。その現実を素直に英語の授業で書いたのだ。信じられない。
これがこのケニアの更生院の現実だ。この子たちの背景や家族環境は私たちの想像をきっと超えるものなのだろう。日本では考えられないような、そんな背景や環境が。何気なくこの更生院の子どもたちに接してきた自分に無性に腹が立った。
2 件のコメント:
クロ、元気にしているんだね!こんな形でクロの頑張っている様子や、ケニアの子どもたちの様子がわかるなんて、うれしいよ(^^)ありがとう!!
今日は、最後の5年研だったよ。玉島学園に行って来たよ。いろんな子どもたちがいるんだなぁと、いろいろ感じて帰って来たけど、この英作文を見て、また改めて胸にくるものがあったよ。。
クロが一生懸命ぶつかっている気持ちはきっと、ケニアの子どもたちに何かを残すと思うなぁ。
体に気をつけて、頑張ってね☆
ごっちゃん
コメントありがとう。久しぶりじゃなあ。同期のみんなは元気しとる??俺は元気すぎるほど元気で、体重も順調に増えてる・・。
またのぞいてな。
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