2009年1月23日金曜日

1月17日 ワムム更生院

 ここケニアでは、男子更生院は7か所ある。一つは私が配属されているゲタスル更生院。この日は他6か所の中の一つワムム更生院へと出かけて行った。ゲタスルの子どもたちが3ヵ月の期間を経て行く更生院の中の一つだ。

 タウンからマタツで約2時間。のどかな田舎の真ん中にそのワムム更生院がある。ここではJOCV(青年海外協力隊)の一人、新向井(しんこうい)さんが活動している場所である。新さんは、子どもたちに体育の授業と野球を熱心に教えている隊員である。

 ゲタスル以外の更生院では、最長3年間子どもは生活するので、授業以外にさまざまなプログラムや活動がある。たとえば、代表的なものが職業教育である。就職するための技術を更生院の中で学習して、自分たちの将来に生かしていくプログラムである。ここワムムでは主に3種類の職業教育をしていた。パン作り、看板作り(レタリング技術)、そしてファニチャー(家具製作)である。子どもたちはそれぞれ3つのコースに分かれて、活動をしているらしい。うちのゲタスルにはない活動である。昔は自動車整備などもあったらしい。

 さて、ワムム更生院に着くと入口で、ゲタスルにいた子が待っていた。

 “ Mwalimu, Habari!?” 「先生、久し振り!」

 そう言って笑顔で迎えてくれた。いやあ、この瞬間まじでうれしいわ。卒業した子どもの学校へ来ている感じだからね。そして入っていくと次から次へと、見慣れた顔が飛び込んでくる。みんな、すごくうれしそうに近寄ってくる。

 “ Mwalimu, Habari za Getathuru?” 「先生、ゲタスルはどう?」
“ Ken, Habari yako?” 「ケン、調子はどう?」


 名前を忘れている子もいるけど、みんな俺のことを覚えてくれてたね。この日は土曜日なので、みんなのんびりしていてたくさん話しかけてくれたなあ。

 さてある教室へと入って行った。職業教育の看板作りのための教室である。そこに二人の生徒がいた。土曜日の休みの日に一生懸命レタリングの勉強をしていた。アルファベットを一文字一文字、丁寧に集中してレタリングしていく。その姿がものすごく新鮮だった。こうやってがんばっていくんだなあ。

 ゲタスルを卒業した生徒の初めての訪問。子どもたちがのびのび生活していたことが何より安心して、うれしかった。だから教師という仕事や子どもに関わる仕事って最高なんだよな。心から自分が教師であることと、ゲタスルの先生でよかったって思った。この瞬間のために、また明日からがんばるわ。

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