2009年1月26日月曜日

1月25日 世界一甘くないショートケーキ




 ピリピリ事件から2日がたった。どうしてそのような犯行に小僧たちは及んだんだろう。と考えてみると、最近のゲタスルの食生活に問題があるのではないかと思った。

 最近は子どもたちに食事を用意する予算が減らされて、小僧たち最高の楽しみの肉が、ここ3週間ほど出ていないのだ。たかが肉だろうと思ってもらっては困る。普段ギゼリやウガリ、そして豆などしか食べていないお年頃の男の子。魚や肉を食べたいと思うのは当たり前だ。しかし予算の関係上、安価な野菜と主食しか買えないのだ。そりゃ、他のものも食べたいと思って当然。それの何が悪い!!?

 それも今まで食べていた子どもの肉の量は一人につき100グラム。年頃の男の子は500~1000グラムを食べるからな。わずか100グラムの肉が一週間の楽しみだったのに、それがなくなったもんな。そう考えると、近くにpilipiliがなっていたら、とってしまうよな・・・。

 と同時に、ひらめきました。今回はゲタスル更生院特製ショートケーキ!!いつも用意するウガリと豆の煮込みに、あるものを乗せてみた。それはpilipili。赤いpilipiliと白いウガリがなんともショートケーキのように見えるのである。白いクリームの乗ったケーキ、そしてその上に乗るイチゴ。そのように見えるのは俺だけ・・・?

 けど、その普段とは違うごはんを見て子どもたちは大喜び。大歓声が上がったよ。

 “ Mwalimu, asante!” 「先生、ありがとう!」

 子どもたちは小さな小さなpilipiliを大事に豆の煮込みの中に入れて食べてた。それも全部使わず、半分やら3分の1やらを残して。なんか、せつなくなったけど。

 ゲタスル特製ショートケーキ。世界一甘くないショートケーキだけど、むしろ辛くてびっくりするようなショートケーキだけど、うちの子どもの気持ちには甘い食べ物だったんじゃないかな。そう信じて、子どもたちを見てました。 
 もちろん次の日も、私の気持ちはピリピリになるが・・・。

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ちょっとモヤモヤしていて、
くろちゃんのブログを読んでいたら、
元気が出てきました。

自分の身近にあることをとても大切にして、
そこからいろいろなことを紡ぎとろうしているあなたの姿に、
ちょっと僕もしっかりやらねばと思いました。

ザンビアでゆっくり話がしたいです。
(いつ来るん?)

匿名 さんのコメント...

 まささん
 ここゲタスル更生院で継続的な活動って難しいからなあ。子どもは3ヶ月しかいないし。なにかしたいって思うよな。
 ザンビア行くで。

匿名 さんのコメント...

お久しぶりです、出宮です
T北では毎日ドタバタ騒ぎですがそちらも負けてないようですね^^;
でも、お元気そうで何よりです
またお邪魔させて頂きます
失礼いたしました

PS:URL貼っておきますのでもし良かったら遊びに来てください

匿名 さんのコメント...

いつも子どもたちのためにすぐに行動に移すクロちゃんの姿勢、すごいよなー。子どもたちにとって本当にうれしい出来事になっただろうね!

匿名 さんのコメント...

でみーさん
 久し振り。元気しとるか?
もう先輩なんだね。部活動もがんばってるようで。他のみんなにもよろしくお伝えください。

匿名 さんのコメント...

たくさん
 まだまだ苦労することはたくさんあるけど、それでも少しずつ慣れてきて今があると思う。ムカつくときも多々あるよ。