メリークリスマス。一年間でケニア人が一番盛り上がる日、それがクリスマスだ。クリスマスイブは単なる平日で特にかわったイベントはないが、クリスマスはここゲタスル更生院でも、子どもたちが大いに喜び、笑い、盛り上がった一日だった。
朝食は祝日ということもあり、マンダージ(揚げドーナツ)とチャイ(ミルクティ)。そしてやってきた牧師さんから、キャンディとクッキーのプレゼントを受け取る。子どもたちはいつものように私のもとへやってきては “Karibu!”と言ってそのお菓子を差し出す。この時点でテンションは上がっている。メリークリスマス。
午前中ではフェイスペインティングの活動をした。絵具を用意し、子どもたち同士で顔にペインティングをした。色とりどりのペインティングに笑い声がとまらない。そんな私も子どもたちの顔に色を塗る。それを見た子どもたちが次から次へとやってくる。そんな無邪気な姿もなんとも言えない。メリークリスマス。
そこにJICAフィールド調整員の方が旦那さんと登場。たくさんのクッキーを両手いっぱいに持ってきてくれた。それを見た子どもはまたまたテンションが上がる。それを一人ひとりに「メリークリスマス」と言いながら配った。今日の子どもたちは本当にうれしそうだ。メリークリスマス。
そして昼食の時間。私も子どもたちのためにじゃがいも約200個を買ってきた。250シル(約300円)と高かったが、子どもたちは日ごろじゃがいもを食べないので、ぜひ買ってやりたかった。そのじゃがいもと更生院の畑で採れた新鮮なにんじん、そして祝日用の牛肉とクリスマス用のコーラやファンタといったソーダが出た。またまた子どもたちは笑いが止まらない。メリークリスマス。
そのあとはダイニングがディスコとなり、踊りまくりました。一緒に思いきり歌って、踊って。そんな私の両手をつかんでまたまた嬉しそうに歌い、踊る生徒。一年のうち、こんな一日もあっていいなあと感じた。メリークリスマス。
そしてクリスマスの一日は終わった。あんな嬉しそうで、たくさん笑った子どもたちを見たのは初めてだ。この夜、子どもたちはどんな夢を見ているんだろう。もし本当にサンタさんがいるのなら、いつかこの子どもたちを温かい家庭に戻してほしい。もしくは将来温かい家庭を与えてやってほしい。そんなことを願いつつ、最高の一日を終えました。みなさん、メリークリスマス。
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