新学期スタートの日。気持ち新たに、更生院の門をくぐる。一人ひとりにあいさつをして、それに笑顔で生徒も応えてくれる。いつもの朝だが、やはり感じが違う。
というのもこの日から、いよいよアカデミックセクション(授業担当)の先生は私一人になるからだ。英語も算数も体育も、他の実技教科もすべて私一人ですることになる。責任感という重みが一気に増したような日であった。
この日は新学期のための教室づくりと授業準備を子どもたちと一緒にした。まず、倉敷市立老松小学校4年生のみんなが作ってくれた日本の紹介カルタや文化紹介ポスター、そして書道の作品などを壁に貼ったりした。教室掲示物を手伝ってくれたスタンダード7、8の6人の生徒たちは興味しんしんで、日本から送られてきたものを貼っていた。
それにしても、この教室に掲示物を貼るのも恐ろしく時間がかかる。日本の教室のように、掲示物用に画びょうが突き刺さるような壁なんて一つもない。もちろん壁はコンクリートのみ。画びょうなんて突きさせるわけがない。という問題が発生する。ではテープを使ってみようとしても、壁はガタガタ。すぐに落ちてしまうような壁である。仕方なく後のことは考えず、のりをつけてそのまま壁に貼る。これもしょうがない。
そして約2時間かけて教室掲示物の貼り付け完了。ちょっと教室っぽくなってきたぞ。次にみんなが使う鉛筆をけずったり、消しゴムを整理したり。これも大事な授業準備の一つである。先週子どもたちに鉛筆と消しゴムを与えたが、それは大事にこれから使ってほしいから、授業では学校の鉛筆と消しゴムを使います。
明日からいよいよ授業開始。なんかウキウキするなあ。はやる気持ちを胸に今日も21時に寝ます。
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