夕方の運動場でのスポーツの時間。サッカーの審判をして疲れた私のことろに3人の男の子がやってきた。一人はたて笛の練習をしていて、その練習に付き合ってほしいとのことだったので、喜んで一緒に練習した。練習曲はケニア国歌。簡単なメロディだが、たて笛の経験があまりないケニアの子どもたちにとっては、かなり難しい。
となりに座り、何度も何度も練習を繰り返す男の子。それをそっと見ている他の男の子二人。何気ない光景だが、なんだかほっとする。
“Mwalimu, unawaza kucheza?” 「先生、できる?」
“Siwezi kucheza.” 「俺はできないなあ。」
“Nikufundishe!” 「じゃあ教えたげるよ!」
笛を差し出して、嬉しそうにその子どもが言った。言われるがまま、おれは笛をふいた。が意外と難しい。その子は嬉しそうにおれの指を持って、一生けん命に教えてくれた。どっちが先生だろうね。けど楽しかった。
さてそのあと、ふらふらしながらカンフーをし始めた。
“Pombe Kanfuu.” 「酔拳!」
た、たしかに。それもかなり上手い。どこで練習してきたんだ・・・。しょうがないから、これも一緒にやることに。すると、おれがしたとたん、大喜び。すごく盛り上がってたね、その3人。たまにはおちゃらけるのもいいよね。そんなこんなで、少しおどけた時間だった。
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