2008年10月21日火曜日

10月16日 運動会☆

 更生院対抗スポーツフェスティバル。更生院の名誉とプライドをかけた、いわゆる運動会がこの日行われた。近くの男子更生院2校、女子更生院2校、リマンドホーム(裁判を待つ子どもの施設)、そしてチルドレンズホーム(0歳から約7歳までの孤児を中心とした施設)で運動会である。

 この日のために、各校の先生方が会議をしていろいろな種目を考え用意した。考えていたものは風船割り競争、水運びリレー、二人三脚、障害物リレー、そして綱引きである。また午後からサッカーの試合をするというものだった。

 さて子どもたちを全員ひきつれて、隣のカベテ更生院へ移動。そこには大きなテントがあり、たくさんの来賓が並んでいた。どこかが協賛しており、先生たちはそこのTシャツを着て、開会式に参加した。
 ところが子どもの様子がおかしい。さっきからそわそわして落ち着きがない。(まあ、もとから落ち着きはないが・・・。)とある瞬間その落ち着きのなさがピークに達した。子どもの視線の先を見ると、そこには女子更生院の女の子の姿が❤。・・・。やっぱ男の子だな。

 “Unapenda wasichana?” 「女の子好きかい?」
 “Eh-!” (うん!)

 そう聞くと、最高の笑顔で答えた。10歳から18歳の男の子だもんな。興味あって当然だわな。俺も昔はそうだったもんな。(今はもうオッサンになってきたが・・・)それからずっと意識はみんな女の子にいっていたなあ。
 さてケニア人は本当にスピーチが大好きで一人10分以上は必ず話す。それも英語で話すので、英語がわからない子どもはチンプンカンプン。そして予定していた時間をあっさりオーバー。予定よりやく1時間半以上遅れて、種目スタート。障害物リレーと綱引きは時間の関係上できなかったが、他の種目はがんばってたなあ。

 いやがんばってたって言うのかなあ。ケニア人は本当に負けるのが嫌いみたい。フェアプレイなんてあったもんじゃない。ルールよりもまず勝つこと。これが優先される。それが新鮮でありながらも、少し腹が立つ。水運びリレーのときが一番唖然とした。手で運びように説明したのに、途中から口に水をたくさん入れて、また手にも水を入れて運んでた。ある意味尊敬するよ。まあみんな楽しんでてよかった。

 そして豪勢な昼ごはんを子どもたちは食べ、食後にジュースを飲み、すごく満足気。結局予定していたことはあまりできなかったけど、こういう機会もたまにはいいなあと思った。女の子と話す子どもたちの嬉しそうな顔がなんとも言えずよかったな。この子たちがいつか素敵な女性と出会えますように。

0 件のコメント: