2009年12月5日土曜日

タンザニア旅行記 ダル・エス・サラーム


 いよいよタンザニア旅行気も最終章を迎えました。最後の目的地はダル・エス・サラーム。ここでも同期との再会を心待ちにしてやってきました。ダル隊員のほっしー(自動車整備)とBi.のりこ(青少年活動)、そして寺田さん(理数科教師)と会うことができました。

 この日はタンザニアの同期と合流後、高級そうなイタリアンレストランへと向かいました。ピザやサラダ、魚のステーキ、ラザニア、そしてデザート。ほんとアフリカ隊員とは思えない食事ですよね。けど、これを毎日食べてるわけではないので、誤解しないでください。そしてやっぱりビールがうまいんです。この旅行中ほぼ毎日飲んでますが、旅行に来たときぐらい飲んでもいいですよね。一人で飲むビールより、やっぱり仲間と飲むビールってほんまにうまいんです。いやあ最高でした。きっとまた体重増えてんだろうなあ。

 次の日の朝、ホテル近くのティンガティンガ村に行く。このティンガティンガ村には動物の絵を中心に書く絵描きがいて、東アフリカ独特の絵を描いている。値段も安いものから高いものまでさまざまで、こういう絵に興味のある私はその一つひとつの絵に目を奪われた。やはりこれも画家の血なのかなあ。そして値段の安い絵を買う。ちょうど表札のような大きさのものがあり、名前も書いてくれるということでこの小さな絵を5枚ほど買いました。日本への素敵なお土産も買えて、次なる目的地へ。

 次は同期ほっしーの配属先、職業訓練学校VETAへと向かった。そこで自動車整備を教えているほっしーの案内のもと、さまざまな教室や施設を見せてもらう。あまりの大きさにびっくりしたぐらいだ。そしてここで、9日間一緒にいたザンビア隊のともちゃんとサブとお別れ。次回は日本で会おうという約束をし、二人は空港へと向かった。

 そして私はもう一人のダル隊員Bi.のりこの活動先を見に、近くの養護学校へと行った。そこで振付付きの歌を教えたり、ハーモニカを教えたり、なんとも楽しそうに活動をしていた。それを受けている子どもたちも、本当にうれしそうに笑っていた。私も一曲、スワヒリ語版の「大きな栗の木の下で」を子どもたちに教えて、一緒に楽しく歌えた。

 とふと涙ぐんだ。その子たちのあどけない笑顔に。それを作り出しているBi.のりこの活動に。最近の私は更生院の子どもたちに対し、叱ってばっかりでこんな笑顔を作り出すことをすっかり忘れていた。自分自身も笑顔がないことを気付いていたのに。私も更生院の子どもも、もう一度ここの子どもたちみたく、心から笑うってことをしていかなきゃ。と思った。

 そんなタンザニア旅行も、死ぬ思いあり、笑いあり、涙ありの最高の思い出となった。また感じた協力隊の仲間との絆、改めて感じる自分の活動への想いなど、考える場面の多い旅行にもなってありがたかった。充電もしっかりできたし、また更生院に帰って新たな気持ちで子どもたちと接しよう。

2 件のコメント:

hana さんのコメント...

こんにちは。

あの学校に来てくださって、学校の先生をはじめ、子どもたち、日本人の奥様ボランティアさんもみんなクロさんの魅力にやられていましたよ。あの日はホント特別楽しかったです!アサンテ

ケニャイチロー さんのコメント...

hanaさん
 いえいえ、こちらこそありがとうございました。自分の活動を見つめ直すいいきっかけになったと思います。
 残り3ヶ月半、初心に戻って活動していきます。