2009年6月20日土曜日

6月17日 ケニアで一番流行の髪型☆

 協力隊員にとって、自分の髪をだれに切ってもらうかっていうのは大事な問題の一つだと思う。ここナイロビでは、日本人が経営している美容院やドミトリーにはバリカンを含め、散髪セットがあるので特に困ることはない。が、今回同僚のすすめで我が任地カベテで一番おしゃれとされている美容院に行くことになった。

 更生院から歩いて5分。大きなマンションの1階にきれいな美容院「FRIEND’S POINT」がある。そこにはおしゃれな店員さんが4人ほどいて、日本の美容院と変わらないような椅子と鏡がある。また全面白色で電気もたくさんあり、今までの床屋とはまったくちがいオシャレな雰囲気だった。(この周辺は治安が悪いため、写真はありません。)

 “ Unyoe smart kama mkenya wa sasa.”
「今時のケニア人のようにかっこよく切ってください。」


そう言って、店員さんにお任せする。そうすると早速取り出したのが、ケニア美容院3種の神器の一つバリカン。そして一気に前髪からばっさりと刈っていく。ま、まじで・・・と思ってももう遅く、されるがままにされる。しかし単なる坊主と思いきや、すべて刈ってからが長かった。何度も前髪の部分にバリカンを当てて、直線にしていく。この直線がきれいであればきれいなほど、おしゃれということらしい。何度もバリカンを当てられるうち、額から出血が。そんなことおかまいなしに、どんどんすすめていく店員さん。


 次にモミアゲをそろえていく。このモミアゲも、長く、少しずつ細くしていくことがポイントらしい。

 そして坊主にするのに、なんと30分もかかって終了。もちろんお湯で髪を洗ってくれたし(ってか、こんなに髪がなかったら、シャンプーしなくてよかったのでは・・・)、ヘアクリーム塗ってくれたし(これも意味があるんだろうか)。これでたったの70シル(約100円)。店をでて、急に寒くなった頭をなでながら歩いて更生院に帰ると、子どもたちは大喜び。

 “ Mwalimu, uko poa kabisa.” 「先生、最高にいいよ。」
 “ Umekuwa smart sana.” 「むちゃくちゃかっこよくなったよ。」

 
 と大歓迎してくれた。同僚たちも大喜び。そんな寒くなった頭をなでながら、心は妙に温かくなった一日だった。

2 件のコメント:

ノリ さんのコメント...

かなりスッキリしましたね!!
100円!!??
シャンプーにヘアクリーム!!??
かなり笑ってしまいました(笑)
爽やかさが増してよく似合ってると思います★☆

ケニャイチロー さんのコメント...

ノリさん
 いやあ、あれから子どもたちや地域の人に大好評となっています。ケニア人は細かいところでおしゃれを気にしているので、少し見習います。