「そうだ、短冊を書いて木に飾ろう」
そうとっさにひらめいて、短冊の用意をする。たまたま買ってあった色画用紙を短冊の大きさに切って、子どもたちを教室に押しこめる。そしてボールペンや色マジックを渡して、それぞれの希望や願いを書かせる。何がなんだかわかっていない子どもたちはとりあえず、言われたように自分たちの希望や願いを書く。
“ Nataka kuwa pilot.” 「飛行機のパイロットになりたい。」
“ I want to go to school.” 「学校に行きたい。」
“ Nataka kurudi nyumbani na nikasoma.” 「家に帰って、勉強したい。」
その一つひとつ考えさせられる希望や願いだった。日本の子どもたちに同じように短冊書かせたなら、「学校に行きたい」や「勉強したい」って書くだろうか・・・。それを見ながら、またこの更生院の子どもたちの真っすぐな思いを感じた。
一つひとつの短冊に穴をあけ、草を紐(ひも)代わりにして、子どもたちがよく集まる大きな木につける。つけられていく短冊を見ながら、一人でも多くの子どもたちの願いや希望が叶いますようにと願った。今まで苦労してきた子どもたちだから、これからは良いことがありますように。ちなみに俺と妻の共通の願いも叶いますように。
2 件のコメント:
更生院の子どもたちの願いが叶いますように…
そしてその子どもたちの幸せを願ってる
ケニャイチローさんと奥さんの願いも叶いますように…
ノリさん
ノリさんが短冊に書いた願いも、ちゃんと叶っていますよ。ここケニアまで届いています。ノリさんの子どもたちの願いも叶いますように。
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