2009年4月29日水曜日

4月14日 「先生、おかえり」


  “Mwalimu, umerudi kutoka Japan” 「先生、日本からおかえり」

 そう言って、私の姿を見るなりすごい笑顔と拍手で迎えてくれた更生院の子どもたち。1週間ぶりの仕事だが、その笑顔で一気に疲れが吹き飛んだ。それと同時に、故郷に戻ってきたという懐かしい感じもした。

 久々の授業では、他の更生院の移動前ということで美術をした。 “Maisha yangu ya baadae”「自分の将来の生活」というタイトルで、将来の夢や生活について書かせた。みんな真剣なまなざしで絵をかく。絵なんて描いたことない子たちばかりだけど、自分の将来なんて考えたことない子どもたちだけど、いつかこの絵にかいたような将来を送れるかなあ。

 私の子どもの時の夢は、「教師になること」と「アフリカの子どものために働くこと」だった。私には支えてくれる家族・友達・周りの人たちのおかげで、いま教師としてここアフリカのケニアで働いている。子どもたちにとってはたった3ヵ月間のゲタスル更生院の生活だが、誰よりも子どもの夢を大切に考える先生、いや親父でいようと思う。


 子どもの夢、いつか叶いますように。

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