2010年3月2日火曜日

ケニア旅行記 モンバサ②

次に訪れたのは同期のまっきーが配属されている養護学校。隊員の中でも同じ現職教員の仲間として、お互い刺激しあった仲である。まっきーの配属先見学をするのを、すごく楽しみにしていた。

 授業のほとんどの時間、笑顔で優しく子どもたちに接する彼女。あわてず丁寧に子どもたちに伝える姿は、すごく参考になった。障害を持った子どもたちにもわかりやすく興味を持ってもらえるよう、たくさんの工夫がその授業のいたるところでなされていて、こちらも楽しくなった。

 午後の授業はビーズ細工。この学校では、ビーズ細工を作って、それを売っている。それを少しでもその学校の経費や運営費にまわしている。それでも子どもたちが熱心に黙々と作る姿はすごく感動的だ。真剣なまなざしで、細い糸にビーズを通していく。もちろん適当にビーズを通していくのでなく、バランスや色の規則などを考えながら、作業をする。すごく時間のかかる大変な作業だが、子どもたちの出来上がったときの笑顔をみると、子どもたちも楽しく作業しているのではと感じる。

 さてケニア東部旅行の最終日は、環境教育を推進している学校を訪れた。この学校の環境に対する意識は日本の学校以上だ。敷地内に落ちている枯れ葉や使った後の紙や新聞紙を、細かくしつぶして炭を作ったり、紙細工を作ったり。また雨が降ったあとの水は、巨大なタンクにためることができるように工夫をしていたし、ものすごく環境に優しい学校であった。

 そんなこんなでケニア東部旅行は終了。また新たなケニアの一面が見えた旅行だった。

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