旅行2日目。この日はワタムという村にある「ゲディ遺跡」という、17世紀に滅亡したアラブ・アフリカ風の都市の遺跡へ出かけた。大きなバオバブが生い茂っていて、大きな門の後を巨大な木が飲み込んでいる姿は圧巻である。
そんな歴史を感じながら、一つひとつの遺跡に目を奪われた。何百年も前に建てられた建物、それをずっと見守っていた大きなバオバブ。なぜか不思議な感覚を感じながら、歩きまわった。
そんな素敵な遺跡でもケニア人はお金儲けを考える。今回は入場料を払う受付で、その甘い誘いを受けた。
“ Wewe ni kama mwenyeji. Ulipe bei ya citizen. Haralu, nichukue 200 na uchukue 100.”
「あなたは現地の人のようだね。現地価格を払ってくれ。そして私が200シル受け取って、あなたが100シル受け取れば。」
私の正規の金額は400シル。それを現地人価格の100シルにするから、そのうち200シルを自分のポケットに入れて、残りの100シルを俺に返してくれるらしい。そんな悪魔のささやきだ・・・。
もちろん私の答えは “Hapana!”「いいえ!」。何よりもケニア人が得をするのが嫌なので、完全否定。そして言ってやりました。
“ Unapenda Corruption? Acha michezo!” 「横領が好きなの?ふざけるなよ!」
そして、また一つケニア人の嫌な部分が見えてがっかりでした。こんな観光地でも平気で、自分のお小遣い稼ぎをしているのが現状。早くこのようなことがなくならないかなあと思うばかり。それでも、法外な入場料を要求するんでなく、ちゃんと看板通りにお金を請求するのは評価できるかな・・・。
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