2010年1月6日水曜日

1月5日 我が家の紹介③



 水道から水が出る。
 電気がある。

 というのは当たり前のことのように思う。しかし私の住んでいるナイロビ郊外に関しても水や電気で不自由する時がある。一日のうち水が出る時間帯が決まっているのだ。私の家ではトイレ用の水、お湯浴び用の水、食事のときの水を必ずためなければならない。

 トイレの横には5リットル用のペットボトルに水を入れて置いてある。これはトイレ流し用とお風呂用の水である。トイレは水洗トイレではあるが、その中に水がたまることはない。なので、トイレを済ませたら、必ず水をトイレの中に入れて流さないといけない。これって水洗トイレっていうのだろうか・・・。お風呂に関してもシャワーのようなものはあるが、水はほとんど出ない。もちろんお湯も出ない。日本では考えられないことである。

 さてお風呂に関してであるが、私は大きな桶に水をため、それを電気コイルで温める。お風呂というよりお湯浴びだ。毎回お湯浴びで使う量は15リットル。ペットボトル3杯分だ。これでも十分体や髪を洗うことができる。
またキッチンの流しの下にもペットボトルが置いてある。これは食事用、食器洗い用などである。これが本当に不便である。水を流しながら、自分は食器をゆすいで。これが意外と難しい。これも慣れてきたせいか、かなり上手に食器を洗うことができるようになった。

 飲み水は水道からの水を直接飲まない。流しの横に置いてある二層に分かれた濾過機の上の部分に水をためる。そして濾過されてほぼ透明になった水が下にたまる。それをまた沸騰させて、ようやく飲むことができる。飲み水を確保するだけでも、かなりの手間と時間がかかる。

 キッチンには日本でいうところのガスコンロや電気コンロはない。私が調理で使うのはガスボンベとコンロが一緒になっているものだ。このガスボンベの上で調理をする。日本からのお客さんはこのガスボンベでの調理にかなりびっくりされる。これが意外と使い勝手がいいし、ほぼ毎日調理をしても3ヶ月間はもってくれる優れものだ。大変重宝している。

 というようにケニアならではの問題がある・・・が、それも今は慣れたし、それ自体が楽しく思う時もあるので、今はまったく不便がない。いわゆる「住めば都」である。というわけで3回にわたってお送りした我が家紹介を終わります。興味のある人は、ケニア・ナイロビ郊外にあるカベテまで。お待ちしています。

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