一からの再出発。残りの活動期間が半年と少しというのもわかってる。半年間で何が残せるのか・・・。と考えるのは俺の勝手な都合。子どもたちにとっても、同僚にとっても半年で更生院生活や仕事が終わるわけではない。なので、もう一度一からスタート。それが今自分にできることだと思う。
もちろん何かしら結果を残したいと思っていた。何か結果を残して日本に帰る、それをずっと思い描いていた。ウルルンのような感動的なお別れ、そして何か結果を残す。それを俺はずっと心に持っていたのだろう。けど、理想と現実はちがう。ウルルンのような、あんな感動的な話には正直ならない。
更生院で出会う子どもは、そんな甘くはない。アフリカの中でも治安が悪いと言われるケニアで育ってきた更生院の子どもたち。私の想像をはるかに超える。日々叱って、子どもたちを叱咤激励する毎日。それでも時折見せる笑顔が、元気をくれる。
だから毎日の生活を大事に過ごしたいと思う。大きなことでなく小さいことを継続的に。今の俺が唯一できることは、毎日子どもたちと過ごすこと。「ウルルン滞在記」のように何も結果は残せないし感動的な別れはないけれど、「プロジェクトX」のように最後に何かを成し遂げるようなことはないけれど、それでも今、私がここゲタスル更生院で子どもたちに何か小さなことが残せればなあって考えてる。
約1か月近く悩んだが、なにか吹っ切れた。やってもやらなくても、どうせ半年はたつんだから、どうせならやるだけやってみようと思う。やらなくて後悔するより、やって後悔したほうが何倍も私らしい。それが私の出した結論。たくさんの人から応援のメールなどをもらった。そんな日本や世界中にいる人たちからの応援が、また背中を押してくれる。明日も生意気でわんぱくでヤンチャな男の子に囲まれて、元気に活動するわ。
2 件のコメント:
それ、最高の答えだと思います。
諦めてしまったら終わりですもんね。
諦めない限り子どもたちの心に必ず
何かが残ります!!絶対!!!
理想と現実は違うくてもきっと
ウルルンよりも感動的な何かが起こりそうな
気がします。
ノリさん
まずはそこからですよね。けど、あまり無理しすぎず、力を抜いて過ごしたいと思います。ちょうど風邪気味なので、のんびりしながら活動します。
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